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僧帽弁閉鎖不全症について



病態
本疾患は僧帽弁の閉鎖不全により左心房に血液が逆流し、肺高血圧症や心拡大などが認められる心疾患です。



症状
初期の段階で症状はあまりありませんが疲れやすくなったり、寝る時間が増えるなどの変化が見られます。進行すると、活動の低下、咳や呼吸困難、チアノーゼを起こしたり失神するようになります。閉鎖不全初期には心拡大を示しませんが、病態が進行すると左心の拡大が起こり、うっ血性心不全やそれに伴う肺水腫、肺高血圧症などの症状がみられます。

診断
血液検査、画像検査などで確定診断に至ります。左心室や左心房の大きさを評価することで心不全の重症度を判定することが可能です。

治療
症例の重篤度により治療法は異なってきます。鎮咳薬の投与をする事もありますが、抗心不全薬の投与やループ利尿薬の過不足のない投与、フードの変更が重要になります。また、定期的診察が必要となります。

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