和歌山動物医療センター

和歌山県岩出市の和歌山動物医療センターでは犬、猫、小動物の予防接種、去勢手術を行っています。

 

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病院便り

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内視鏡について②

ジャンちゃんのケース (桃の種誤食)

桃の種を御家族の見ている前で飲み込んでしまったため来院されました。レントゲン撮影で種を確認し、催吐処置を行いました。何度か嘔吐しましたが種は吐かなかった為、便で出てこないか数日家で様子をみてもらうことになりました。
4日後、便からも出てこなかったと再来院されたため、レントゲン撮影を行ったところ、種と思われる異物は胃の中に停滞していました。内視鏡での摘出を提案しましたが、もうしばらく様子を見られることになりました。
一週間様子をみられましたが、種が出てこなかったため相談に来院され、内視鏡での処置を決断されました。最初に来院されてから十日以上経っていましたが、無事内視鏡で種を確認し摘出する事ができました。


ラテちゃんのケース (キッチンペーパー誤食)

落し蓋替わりに使ったキッチンペーパーを飲み込み、吐かせようと試みましたが大きすぎて吐き出せず、内視鏡を使って摘出を試みました。大きくて一度には出ずに、少しずつ取り出しました。時間は掛かりましたが、全て取り出すことができ、元気に帰られました。

げんきちゃんのケース(桃の種誤食)

最初の病院で一日に何回も茶色い液体を吐くのでということで、点滴、吐き気止めを毎日してもらっていたが変わらず、バリウム検査入院をしましたが分かりませんでした。次に、別の病院で、点滴治療したが原因がわからず、転院先の病院にCT等の検査をしてもらってくださいと言われたと来院されました。当院に来られた時は、ひどく弱っていて、何度も吐いていました。CT撮影で閉塞像が認められたため手術となりました。小腸に「大きな桃の種」が詰まっており摘出しました。日に日に回復がみられ元気に退院されました。

ナナちゃんのケース(キャンディーの棒誤食)

飼主さんがアイスキャンディーをナナちゃんに与えていました。危ないのでキャンディーの棒を引っ張ると、ナナちゃんが慌てて棒を飲み込んでしまい、当院に来院されました。 内視鏡で棒を見つけ、手術することなく無事取り出すことができました。

アルフちゃんのケース(釣り針誤食)

マリーナシティ付近で釣り針を飲み込み、最初に行った病院で、当院で診てもらうように勧められ来院されました。レントゲン写真では、喉頭付近(喉のずっと奥深い所)に返しの付いた大きな釣り針が見られました。
全身麻酔をして、内視鏡で検査、摘出を試みましたが返しがあるために複雑に引っかかり非常に困難でした。先生達が代わる代わる色々な器具を用いて、摘出に約二時間半かかりました。
無事摘出できた時は、思わず全員に大きな歓声と、拍手が出ました。家族の方も目を潤ませて大喜びして下さいました。麻酔時間が長くなったので一晩お預かりして翌日元気に退院されました。
この仔は、沖縄の石垣島で保護され、関空まで送られ、引き取られて、家族となったそうです。


福太郎ちゃんのケース (後鼻腔内の異物)

おやつを喉につまらせて呼吸が苦しそうで近所の病院で診てもらったが、相変わらず苦しそうで何度も吐きそうにとすると来院されました。すぐに診察をしましたが、喉に異物は見つからず、CT検査をすることになりました。 CT検査の結果、喉ではなく後鼻腔内に異物がある事がわかり、緊急で内視鏡処置をすることになりました。なんとか後鼻腔内の異物を取り除くことができ、1日入院した後、呼吸も楽になり元気に退院されました。

マミちゃんのケース(消化管内腫瘍疑い)

最初に行った病院で、ひどい嘔吐のため診察を受け、消化管内異物の疑いもあり、転院。次の病院でも消化管内異物の疑いで継続治療しましたが改善がなく、内視鏡での異物摘出依頼で、その病院からの紹介で来院されました。嘔吐も激しく、レントゲン写真では、多量のガスが見られ、内視鏡検査も行いましたが、異物は発見されませんでした。ただ、胃の入り口の所にひどく腫れている部分があり、腫瘍の疑いもあったので、十二指腸から胃の内部まで数カ所バイオプシーを行いました。念のため、小腸から結腸にかけては、造影検査を行いました。幸い組織の検査結果、造影検査ともに問題はありませんでした。数日の入院治療により、元気に退院しました。紹介の先生も、一緒に喜んでくれたそうです。

マイロちゃんのケース (髄外性形質細胞腫)

最近食欲がなく、体重が減ってきたため他院で検査をしてもらうと肝臓、腎臓、十二指腸に腫瘤があると言われ、セカンドオピニオンで来院されました。CT検査を行ったところ、胃、腎臓、肝臓、腹腔内リンパ節に腫瘤があり、さらに内視鏡検査行いました。その結果、転移はあるものの、抗がん剤が効く腫瘍だったことがわかりました。

チーちゃんのケース(胸腔内リンパ節の腫瘍化)

他院より、「バリウム造影検査において、食道に何か詰まっているので、内視鏡検査をお願いしたい。」と紹介されました。当院におけるレントゲン検査で、胸水を認め、胸腔内の腫瘍が疑われましたが、食道内にもバリウムがはっきり残っているため、飼い主様の希望により内視鏡検査を行いました。内視鏡検査では異物は認めず、食道が胸腔側から圧迫を受け、狭くなっていました。細胞診断検査において悪性リンパ腫と診断されました。胸腔内のリンパ節の腫瘍化により食道が圧迫され、飲食物の不通過が症状を引き起こしていたものと考えられます。

その他のケースは看護師ノートをご覧ください。

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