2年ほど前から尿道に尿路結石がたまりやすくなり、尿が出なくなるので、他院で1ヵ月に1回位管を入れて尿を抜いてもらっていましたが、管が入らなくなり麻酔下で針を刺して尿をぬいてもらっていたそうです。もう手術しかないと言われ当院に来院されました。
エコー検査をしたところ、膀胱内に多くの砂状のものがあることが確認できました。針を刺して膀胱から尿を採取し、結石の成分を調べました。
尿道が狭窄してカテーテルが入らず、尿が出ない状態になっていたため、ペニスを切除して新たに尿道(雌猫の様な構造)を造る手術(会陰尿路造瘻術)を行いました。
退院後は尿も出て、残尿感もなくなって調子いいそうです。
おしっこの色が濃くなり、食欲がなくなり、運動後の呼吸もなかなか落ち着かないため他院で受診されました。そこで胆管が詰まっていて黄疸がでていると言われ、当院を紹介され来院されました。
レントゲン検査とエコー検査に加え、後日詳しく胆管内の状態を把握するためCT検査をすると、二ケ所に結石が見つかりました。胆管切開手術を行い二ケ所の胆石を除去しました。
入院治療を頑張り、退院後は黄疸もなくなり、ご飯もしっかり食べて元気に過ごしているそうです。
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歩いている時に左足が溝に落ちて、体を支えた右足がおかしくなり、右足をぶらぶらさせて三本足で歩いていると、他院から紹介され来られました。
レントゲン検査で右大腿骨が脱臼していることがわかり、麻酔をして整復処置をしました。再脱臼しないようにテープで固定しましたが、残念ながら大腿骨が外れてしまいました。
外れやすいケースは手術をした方がよいことをお話して、手術をすることになりました。
手術後数日で退院され、抜糸後、徐々に右後肢も使って歩けるようになっています。
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後ろ足が痛いのか、右足をかばって歩いていると診察に来られました。
レントゲン検査を行い、大腿骨頭壊死症(レッグペルテス)であると分かりました。
手術前にCTでより詳しく状態を確認してから右後肢の大腿骨頭切除手術を行いました。
術後、順調に回復し、退院後は元気に動き回っているそうです。
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*CTについてはこちらをご覧ください。
保護施設から譲り受けた五歳のマルチーズの両目の下に保護した時から傷があり、膿んでいたので他院で治療を受けていましたが良くならず、来院されました。
歯科レントゲン検査で異常が見られたので詳しく確認するため、CT検査も行いました、歯の根尖部に細菌感染が広がり、歯槽骨が溶け膿瘍が形成されて眼の下に穴が開いていました。
根尖膿瘍の治療として原因となる歯を抜歯し、歯茎を切開して深い歯周ポケット内の病変を取り除くフラップ手術も二か所行いました。
長期の感染があったため通常より日にちはかかりましたが、良くなりました。
良かったね♥ おめでとう!
*CTについてはこちらをご覧ください。