他院より、『バリウム造影検査において、食道に何か詰まっているので、内視鏡検査をお願いしたい。』と紹介されました。
当院におけるレントゲン検査で、胸水を認め、胸腔内の腫瘍が疑われましたが、食道内にもバリウムがはっきり残っているため、飼い主様の希望により内視鏡検査を行いました。
内視鏡検査では異物は認めず、食道が胸腔側から圧迫を受け、狭くなっていました。
細胞診断検査において悪性リンパ腫と診断されました。胸腔内のリンパ節の腫瘍化により食道が圧迫され、飲食物の不通過が症状を引き起こしていたものと考えられます。
今のところ抗癌剤を使わない内科治療での改善を希望されています。
頑張ってください!
14歳のT.ソルトちゃんは、最初に受診した病院では、『ひどい会陰ヘルニアで、治療は無理です。』と言われ、次に別の病院にいかれましたが、同様に『治療は難しいので、大阪にある二次診療病院を紹介します。』と言われて受診されました。
その病院で『大掛かりな手術になる。』と言われ、セカンドオピニオンとして当院を受診されました。
当院では、体にあまり負担のかからない方法での手術をし、元気に退院されました。
良かったね♥ おめでとう!
重度の子宮蓄膿症のため、最初の病院で治療をうけていたそうですが、『これ以上の治療は無理です。』と言われ、当院に行くようにようにと勧められて、当院を受診されました。
ひどい貧血を伴う重度の子宮蓄膿症でしたので、内科治療と輸血をおこない、手術しました。
ひどく弱っていたので、回復するのに少し時間はかかりましたが、元気になりました。
良かったね♥ おめでとう!
茜ちゃんは最初の病院で、膝の皿が外れていると言われ、もどしてもらったが、それからまだ痛がるので、そこで、レントゲンを撮ってもらったら、『靭帯が切れているかもしれないので、大阪の二次診療病院を紹介します。』と言われましたが、当院を紹介されて、受診されました。
診察とレントゲン写真で、前十字靭帯が断裂しているのが確認され手術となりましたが、元気に退院されました。
今日は抜糸に来られました。
良かったね♥ おめでとう!
猪犬(ししいぬ)のジョン君は、年末、下腹部に大怪我をして、近くの病院で治療をうけましたが、傷が深く、ひどく汚染してしまって、治療がうまくいかなったそうで、転院して来られました。
受傷後、日が経っており、陰嚢が大きく破れ、感染した睾丸が露出している状態で、また、ペニスの全長にわたって、穴が開き膿を排出していたので、腹膜炎の可能性もありました。ひどい状態なので、飼い主さんも『死んでしまうかもしれんが、出来るだけのことをして、何とか助けてやってくれ』と言われ、緊急手術となりました。
陰嚢、睾丸の全切除と、包皮から腹壁にかけての、汚染部位の切開、確認、切除を行いました。腹膜炎を抑えるため、非常に丁寧な洗浄と、抗生剤は高濃度で血中有効濃度を保つ入院生活をしました。数日は元気もなく、尿も自分でしなくて、カテーテルで採ってあげていましたが、日に日に元気になって、退院されました。今日は抜糸に来られました。
ジョン君は、人に対してはとても優しいですが、猟犬としては非常に優秀で、小型の猪には、一人で、恐れずに喰いついて行く凄い犬だそうです。
良かったね♥ おめでとう!